東京, 7月20日, /AJMEDIA/
アメリカCDC=疾病対策センターは、アメリカで新たに新型コロナウイルスに感染した人のうち8割近くが、オミクロン株の一種でより感染力が強いとされる「BA.5」によるとみられるという最新の分析結果を発表しました。
CDCは19日、アメリカで広がっている新型コロナウイルスの割合を推定した最新の分析結果を発表しました。
それによりますと今月16日までの1週間に報告された新規感染者のうち、オミクロン株の一種で、より感染力が強いとされる「BA.5」によると推定される人の割合は77.9%に上りました。
「BA.5」の割合は5月14日までの1週間では1.1%で、この2か月ほどで急速に広がっています。
また、アメリカで1日に報告される新型コロナの新規感染者数は5月中旬以降、おおむね10万人前後で推移していますが、新規入院患者の数は今月16日までの1週間平均で5700人余りとなっていて、5月中旬と比べるとおよそ1.8倍に増加しています。
バイデン政権で新型コロナウイルス対策調整官をつとめるアシシュ・ジャー氏は「一度、感染した人でも再び感染する事例が多数、起きている」としたうえで、ワクチンの追加接種や混雑した屋内でのマスクの着用など感染予防策の徹底を呼びかけています。