東京, 10月13日, /AJMEDIA/
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は12日、アフガニスタン情勢をめぐって開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議で、総額約10億ユーロ(約1300億円)の人道支援を行うと表明した。
現場で活動する国際機関を通じ、避難場所確保や人権保護、医療などの資金を提供しアフガン市民を直接支援。また、欧州への難民大量流入を防ぐため、最初の避難先となっているアフガン近隣国も支援する。
フォンデアライエン氏は声明で、「アフガンの深刻な人道的、社会経済的崩壊を避けるため、全力を尽くさなければならない」と強調した。
一方、EUの代表団は12日、米政府と共にイスラム主義組織タリバン暫定政権との直接協議をドーハで実施した。アフガン人希望者の出国容認や人権尊重、包括的な政権への移行、テロ抑止などの課題について今後、話し合いを進める。