アゼルバイジャンとアルメニア間で再び戦闘 双方に犠牲者

東京, 11月18日, /AJMEDIA/

去年、大規模な戦闘で数千人の犠牲者が出た旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの間で再び戦闘が起き、双方に犠牲者が出ました。両国の間では1年前の停戦合意後も不安定な状況が続いていて、関係のさらなる悪化が懸念されています。

アゼルバイジャンとアルメニアの国境付近で16日、戦闘が起き、双方の国防省は17日、犠牲者の数などを発表しました。

それによりますと、▽アゼルバイジャン側は7人が死亡、10人が負傷し、▽アルメニア側は1人が死亡、13人が拘束され、24人が行方不明になっているということです。

ロシア国防省は、戦闘はロシアの仲介で収まっているとしていますが、EU=ヨーロッパ連合は17日に発表した声明で強い懸念を示した上で、ミシェル大統領は双方に対して事態を早急に収束させ、停戦を尊重するよう求めたということです。

アゼルバイジャンとアルメニアは係争地のナゴルノカラバフをめぐって長年対立していて、去年は戦闘が激化し、双方で合わせて数千人の死者が出ました。

去年11月の停戦合意後も、合意に違反して攻撃があったなどとお互いに非難し、不安定な状況が続いていて、両国関係のさらなる悪化が懸念されています。

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