東京, 3月22日, /AJMEDIA/
昨年、私はSUUNTOの製品を2つレビューする機会があった。1つ目は「SUUNTO RACE」というスポーツ向けスマートウォッチで、長時間のバッテリーと鮮やかな有機ELディスプレイが高評価だった。もう1つは「SUUNTO WING」というヘッドホンで、安全機能が優れている点が特徴だ。
そして今回紹介する「SUUNTO AQUA」は、同社の最新作で、私はここ数週間テストしている。本来は水泳向けに設計されているが、それ以外のシーンでも使いやすいと感じている。というのも、私は熱心なランナーで米国北西部に住んでいるため、雨の中を走ることがよくあるからだ。
このヘッドセットは水中に完全に沈めても問題ないだけあって、雨に濡れても音質が落ちたり、ずれ落ちたりすることがなかった。
さらに、この製品の充電方法にも興味をひかれた。多くの骨伝導ヘッドセットは高い防水性を保つために独自のマグネット式充電ケーブルを使うが、SUUNTO AQUAには右側の本体にクリップできるポータブル電源(パワーバンク)が付属する。これで2回分フル充電(合計30時間ほど)が可能だ。ポータブル電源自体はUSB-Cで充電できるため、旅行などに持ち出すときは、このポータブル電源を忘れずに携帯すれば、専用ケーブルは不要で済む。
Aquaは動作検知センサーを搭載し、水泳中のストローク姿勢や頭の傾き、呼吸頻度、グライド時間などを測定してくれる。Suuntoアプリと接続すれば、そうした水泳機能を管理できるだけでなく、頭の動きで操作する機能やデュアルデバイス接続、サウンドモード、ボタンのカスタマイズ、アセスメント、ファームウェアアップデートなども一括して行える。
頭の動きで操作する機能はプールの外でも便利で、実際にランニングやサイクリング中に使ってみると、頭を縦や横に振るだけで着信応答や拒否、曲のスキップを問題なく行えた。サイクリング向けには首の疲労アラートや可動域のアセスメントを設定できるし、ジャンプアセスメント機能で神経筋の疲労度をチェックし、自分のコンディションを把握することも可能だ。