東京, 1月29日, /AJMEDIA/
ONE Championship
格闘技イベント『ONE: ONLY THE BRAVE』
2022年1月28日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼フェザー級 キックボクシング・ワールドGP準決勝
●スモーキン・ジョー・ナタウット(タイ)
KO 1R1分55秒
〇チンギス・アラゾフ(アゼルバイジャン)
※アラゾフがWGP決勝進出
ナタウットはラスベガスを拠点とするムエタイ団体「ライオンファイト」で2階級制覇を成し遂げたタイ人ファイター。ONEでは19年8月にペトロシアンに敗れたが、次戦ではユーリック・ダフティアンを相手に右フックで衝撃的なKO勝利を収めている。
アラゾフは17年6月に『K-1 WORLD GP』の第2代スーパー・ウェルター級(-70kg)王座決定トーナメントを制覇。1回戦で中島弘貴、準決勝でジョーダン・ピケオー、決勝で城戸康裕を破り、圧倒的な破壊力を見せつけた。翌年には日菜太の挑戦もKOで退けている。その後ベラトールを経てONEに参戦。前戦となったグランプリ開幕戦ではサミー・サナを左ボディで秒殺KOに沈めベスト4へ勝ち上がってきた。
本来は同じく勝ち上がってきたマラット・グレゴリアン(アルメニア)と対戦予定だったが、グレゴリアンが新型コロナウイルス感染症陽性のため出場辞退。ナタウットとの対戦となった。
1R、互いにローを打つとアラゾフは強いワンツー。ローを蹴るナタウットにボディも混ぜたパンチのコンビネーションを当てる。スイッチしつつミドルからパンチ、パンチからハイと流れるようなコンビネーションで攻めるアラゾフ、勢いのまま左アッパーでダウンを奪う。
立ったナタウットだがアラゾフは止まらない。パンチ、蹴りを混ぜて攻め続けるとナタウットの右を華麗にスウェーでかわし、戻り際に左フックを打ち抜き2ダウン目。
ナタウットは気持ちが折れたか尻餅のまま立ち上がらず。レフリーがストップを宣言し、アラゾフが桁違いの強さを見せてグランプリ決勝へと駒を進めた。