東京, 02月08 /AJMEDIA/
宮崎市で行われているプロ野球 巨人のキャンプで、ドラフト1位ルーキーの西舘勇陽投手が、実戦形式の練習で初めてバッターを相手に投げて、ストライク先行の安定したピッチングを見せました。
阿部慎之助監督と同じ中央大からドラフト1位で入団した西舘投手は、最速155キロのストレートと、ランナーがいない状態でもクイックモーションで投げるのが特徴の本格派の右ピッチャーです。
第2クール2日目の7日は、実戦形式のシートバッティングが行われ、西舘投手はプロに入って初めてバッターを相手に投げました。
バランスよく投げることを意識したという西舘投手は、ノーアウトランナー二塁、1ボール1ストライクという状況設定の中で、バッター8人に投げ、ヒット2本を打たれたものの、見逃し三振を奪うなど、伸びのあるストレートと変化球をストライク先行でコントロールよくまとめました。
西舘投手は「初めての実戦で1球目から自分のボールを投げられたことはよかった。ただ、抜けてしまう変化球もあったので、これからの課題にしたい」と振り返っていました。
一方、ドラフト5位で入団した左投げの又木鉄平投手は、バッター6人に対して緩急を巧みに使ったピッチングでヒットを許さず、4つの三振を奪う好投を見せました。
又木投手は「ストライクゾーンで勝負することをテーマにしていた。ここから上り調子で落とすことなく一生懸命やっていきたい」と話していました。
阿部監督は「西舘投手は、もうワンランク、ツーランク上がってくると思うので、なんの懸念材料もない。また、又木投手は力感ないフォームで空振りが取れるところが魅力的だ」と2人の新人の投球を評価していました。