「VITURE Pro」レビュー:愛用のXRグラスがさらに進化、ゲームにも映画にも活躍中

東京, 6月28日 /AJMEDIA/

 XRグラス「VITURE Pro」は、USB-C経由でさまざまなデバイスと接続できるメガネ型のディスプレイだ。別売のアダプターを使えば、ゲーム機やノートPC、スマートフォンといったHDMI出力が可能なデバイスにも接続できる。例えるなら、大型モニターを常に持ち歩けるようなものだ。筆者は2023年に前モデルの「VITURE One」をレビューした。今回は、その新型であるVITURE Proの新機能や、他のスマートグラスと比較した特徴を紹介する。

 出張が多く、自動車旅行が好きな筆者にとって、スマートグラスは最高の相棒だ。スマートグラスがあれば、「Steam Deck」や「Nintendo Switch」に入れたゲームをいつでも大画面でプレイできる。スマートフォンで再生した映画も臨場感たっぷりに楽しめる。VITURE Proは映像が鮮明で、文字も読みやすいので、「MacBook」とつないで、ちょっとした仕事に使うことも可能だ。

 VITURE Proは両目に1つずつ、合計2つのマイクロOLEDディスプレイ(解像度1920×1080)を搭載する。すべての操作は本体の上部にある大きなふちの部分で行う。映像は、角度のついたレンズに向かって下向きに投影され、視界の前方に映し出される。レンズの上部にはダイヤルがあり、片目ずつピントを調整できる。これは筆者の知る限り、VITUREのスマートグラスにしかない機能で、非常に便利だ。

 前モデルであるVITURE Oneとの違いは、まず表示できる仮想ディスプレイのサイズが120インチから135インチに拡大した。リフレッシュレートは60Hzから120Hzに倍増し、輝度は1800ニトから4000ニトに向上した。その結果、屋内・屋外を問わず、視界が格段にクリアになった。実際、筆者はこの記事の大部分をVITURE Proをかけた状態で書いている。重さはVITURE Oneの78gから、VITURE Proは77gと、わずかに軽くなった。

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