「Pixel 8a」レビュー(前編)–「Pixel 8」との違い、デザイン、カメラ性能など

東京, 5月29日 /AJMEDIA/

 Googleから発売された499ドル(日本では税込み7万2600円)の新型スマートフォン「Pixel 8a」を使用してみて、筆者は1つの大きな疑問を感じた。200ドル多く払って、699ドル(同11万2900円)の「Pixel 8」を購入する人などいるのだろうか。この2機種の間には顕著な違いがいくつかあるが、Pixel 8aは重要なポイントをすべて押さえており、そのため、「Pixel」ラインアップの中で、より高価なPixel 8の存在意義が薄れてしまっているように感じる。

 大手テクノロジー企業各社が人工知能(AI)を搭載した華々しい新機能を製品に詰め込んでいる中で、Pixel 8aは良い意味でシンプルに感じられる。「かこって検索」や「ベストテイク」など、Pixel 8のAIツールや機能を一部受け継いではいるものの、初めて見る機能はなさそうだ。

 そして、それは悪いことではない。Pixel 8aが際立っているのは、基本的な機能を比較的手ごろで入手しやすい価格で利用できるからだ。長年にわたってPixelスマートフォンをアップデートし、新機能を追加してきたGoogleの実績を考えると、今後、Pixel 8aにもスマートな機能がさらに追加されるとみていいだろう。Pixel 8aを使用してみて、筆者が一番良いと思った点を絞るのは難しい。なぜなら、重要なのは、どれか1つの特定の改善ではなく、すべての要素がどのようにまとまっているかということだからだ。

 セールや割引によってPixel 8を500ドル以下で購入できる場合を除けば、Pixel 8aは、出費を1000ドル以下に抑えたい「Android」ファンにとって、おそらく最良の選択肢だろう。

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