「Galaxy Buds3 Pro」レビュー:「AirPods」愛用者も乗り換えたくなる高音質

東京, 8月5日 /AJMEDIA/

 筆者のような人間にとって、イヤホンは生活の中で重要な位置を占めているわけではない。運動をするときや、外出時にハンズフリーで通話をしたりするときに使用する程度だ。それ以外の場合は、基本的に耳を覆うタイプのヘッドホンを使用している。イヤホンはあまり使わないので、気が付くとホコリをかぶっていることもある。

 そんな筆者が長らく愛用しているイヤホンが「AirPods Pro(第2世代)」だ。たくさんのイヤホンを試してきたが、とにかく「AirPods」から離れることができない。しかし、サムスンの新しいイヤホン「Galaxy Buds3 Pro」を試したことで、Appleへの気持ちが揺らぎ始めている。仮に他社のイヤホンに乗り換える気になったとして、Galaxy Buds3 Proは「iPhone」ユーザーにとって合理的な選択肢なのだろうか。本記事では、その疑問に答える。

 まずは、分かりやすいデザインから始めよう。Galaxy Buds3 Proは、非常に既視感のあるデザインだ。ホワイトモデルを購入したら、その既視感はさらに強くなるだろう。サムスンがGalaxy Buds3 Proを発表したとき、AppleのAirPodsにそっくりなデザインが大きな話題となった。両方の製品を手に取り、目を細めて見比べると、ほとんど区別がつかない。

 しかし、Galaxy Buds3 ProとAirPodsのデザインには、ポイントとなる違いがいくつかある。AirPodsのケースがより丸みを帯びた形状であるのに対し、サムスンのケースは底部が平らである。また、Galaxy Buds3 Proは、ステム部分にLEDライトが付いており、充電中やペアリングモードの際はこのライトが光る仕様になっている。

 さらに、これまでのモデルと違って、Galaxy Buds3 Proではステムが付いた、角張ったダイナミックなデザインを採用している。また、ケースとステムには赤と青のラインが入っているため、左右の区別もつきやすい。こうしたデザインの変更により、AirPodsに似ているという印象が強くなったが、結果として、使用感が向上しているのも事実だ。

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