「Copilot+ PC」の新AI機能をざっくり試す–感触は上々

東京, 5月28日 /AJMEDIA/

 生成AIが進化するなか、大手テクノロジー企業は人々の困りごとを少しでも速く、少しでも楽に解決する新たな方法の開発に取り組んでいる。最近のMicrosoftによる「Copilot+ PC」の発表も、AIを活用したソリューションの紹介に終始した。早速デモに参加し、新しいAI機能をすべて試してきたので報告する。

 「Recall(回顧)」、「Cocreator(ライブ コクリエーター)」、「Live Captions(ライブ キャプション)」、「Restyle Image」、そして「Windows Studio Effects」――今回発表された新しいAI機能は、新型「Surface Laptop」と「Surface Pro」、そしてレノボ、HP、Dellといったパートナー企業から発売されるPCを含む、Copilot+ PCだけで利用できる。

 Microsoftの最新のAIツールとその性能、そして使い勝手について個人的な感想をまとめた。

 閉じてしまったタブ、アプリケーション、プロジェクトが後から必要になり、見つからずに困った経験のある人は多いだろう。まさに、この問題を解決してくれるのがRecallだ。しかし、Recallの機能はそれだけではない。

 Recallを使えば、ファイル、画像、テキストなど、PC上で操作したあらゆるものを簡単に探し出すことができる。見つけたいものを入力するだけで、PCが候補を探し表示してくれるのだ。過去の閲覧履歴も、タイムラインを可能な限りさかのぼって見つけてくれる。

 Recallの機能は、ユーザーの行動をセマンティックインデックスとしてPCにローカル保存することで実現される。そう聞くと、自分の行動がすべて記録されることに抵抗を感じる人もいるだろう。筆者もそうだ。この不安に対応するために、Microsoftはスナップショットのパーソナライズ、指定した情報の削除、追跡の一時停止、保存されたくないウェブサイトやアプリケーションのフィルタリングといった機能を用意している。

 あるMicrosoft社員は、同僚に社内のある人物を知っているかたずねた際、その人物の風貌を伝えるためにRecall機能を使い、その人物と過去にZoomで話した時の記録にアクセスしたという。

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