東京, 10月20日, /AJMEDIA/
OpenAIは、ChatGPTでインターネットにリアルタイムでアクセスして、情報源へのダイレクトリンクを表示できるウェブブラウジング機能を、米国時間9月27日付の「X」(旧Twitter)への投稿で発表していた。ただしこの時点では、この追加機能は「ChatGPT Plus」と「ChatGPT Enterprise」に加入している有料版ユーザーにのみ、ベータ版という形で提供されていた。
これにより、有料版ユーザーはChatGPTをベータモードに切り替えることで、2021年9月以前の情報にしかアクセスできないという制限から解放されていた。
OpenAIは10月17日、ブラウジング機能がベータ版から移行したことをリリースノートで明らかにした。これにより、ブラウジング機能にアクセスするのにベータモードに切り替える必要がなくなり、有料版ユーザーにとっての使い勝手が向上した。
有料版ユーザーが行うべき操作は、「GPT-4」モデルセレクターで「Browse with Bing」(Bingでブラウジング)を選択することだけだと、リリースノートには記されている。
ChatGPTは、Microsoftの検索エンジン「Bing」経由でインターネットにアクセスできる。Bingをベースとしたブラウジング機能は当初、5月に開催されたMicrosoftの年次開発者会議「Microsoft Build」で発表され、ChatGPT Plusユーザー向けに提供されていた。だがその後、ペイウォールを回避し、サブスクリプションに加入せずにコンテンツを閲覧する目的でこの機能を利用する人があとを絶たなかったため、OpenAIによって停止されていた。