「CES 2024」で出会ったロボットたち–AIの進化でより面白く

東京, 01月16 /AJMEDIA/

人生において確実なことがいくつかある。死や、税金の納期限などだ。だが、「CES」にロボットが出展されることもまた間違いのない事実だ。筆者は、ラスベガスで開催されるこのテクノロジー見本市で長年にわたって数多くのロボットを見てきた。「Cards Against Humanity」というカードゲームや卓球で対戦したこともある。そうした出来事は、筆者にとっていつでもCESのハイライトだった。
期待通り、「CES 2024」にはロボットが大挙して戻ってきた。中には、個性という要素を持つものもある。その個性は、顔に表れていることが多かった。また、1種類の仕事ができるだけの小型自律ロボットもあった。微笑ましいのは、われわれが会場を動き回りながら口にしている食べ物や飲み物を、多くのロボットが作っていることだ。これらのカウンターに備え付けられたマシンをロボットと呼ぶならば、ロボットの定義とは、という疑問が浮かぶかもしれない。しかし心配は無用だ。この疑問には「CES 2017」の時点ですでに答えが出ている。

 残念なこともある。これまでCESで見てきたロボットの大半は、イベント会場から外の世界に飛び出したことがない。もちろん、われわれの家庭に入ってきたこともない。しかし、ここ数年で人工知能(AI)が飛躍的に進歩したことを目の当たりにすると、家庭用ロボットも展示会場から飛び出してくるのではないかと希望がわいてくる。AIは、ロボットなどの自律マシンが機能するのになくてはならないもので、AIがさらに進化すれば、芝を刈ったり床に掃除機をかけだりするだけにとどまらず、それ以上のことが可能なロボットが誕生するかもしれない。

 ここではCES 2024で披露された最新のロボットを紹介しよう。

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