「緑の瞳の少女」、イタリアに避難 タリバン政権のアフガンから

東京, 11月26日, /AJMEDIA/

1980年代に米誌の表紙に登場し、印象的な「緑色の瞳」を持つアフガニスタン難民の少女として世界的に有名になったシャーバート・グーラーさんが、イスラム主義組織タリバン暫定政権から逃れるためイタリアへ避難した。イタリア政府が25日、明らかにした。
イタリア政府は声明を出し「アフガン市民のグーラー氏がローマに到着した」と発表したが、具体的な日付は公表していない。アフガンで活動する非営利団体の要請を受けた国外退避という。
 グーラーさんの写真は、パキスタンでの避難生活中に米写真家スティーブ・マッカリー氏が撮影した。米誌ナショナル・ジオグラフィックに掲載され、世界で「最も有名な」アフガン難民と言われた。
 2016年、不正取得の身分証を所持して居住していた容疑でパキスタン当局に逮捕され、アフガンに送還されていた。
 イタリア政府は今年9月、タリバン政権が復活した8月以降、約5000人の国外脱出を支援したと発表している。イタリア軍は、北大西洋条約機構(NATO)の一員としてアフガンに派兵していた。

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