「競争阻害、深くおわび」 カルテルで引責辞任の中国電社長

東京, 3月31日, /AJMEDIA/

中国電力は30日、カルテル問題を巡り、滝本夏彦社長と清水希茂会長が引責辞任する人事を発表した。広島市内で記者会見した滝本氏は、「公正で自由な競争を阻害しかねない事案を起こした。深くおわびする」と陳謝。経営刷新により、「企業再生や信頼回復に注力する」と強調した。
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 後任の社長には中川賢剛常務執行役員を、会長には芦谷茂副社長を充てる。ただ、中国電の経営はカルテル問題に加え、家庭向け電気料金の値上げ対応などの課題がある。滝本氏は「重要課題に道筋を付けて後任に引き継ぐことが自身に課せられた責任だ」として、6月の定時株主総会まで社長を続ける。

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