「物価高」倒産、7月最多 中小企業を直撃―帝国データ

東京, 8月9日, /AJMEDIA/

帝国データバンクは8日、原材料の仕入れ価格上昇や、十分に価格転嫁できないことが原因で経営に行き詰まった「物価高」倒産が、7月に31件に上ったと発表した。2018年の調査開始以来、単月としては最多。資源や原材料の価格高騰が中小企業を直撃しており、今後も物価高を理由とした倒産が増えそうだ。
 1~7月の物価高倒産の累計件数は116件。これまで年間過去最多だった21年(138件)を上回るペースで推移しているという。業種別では、燃料高の影響が大きい運輸業が33件でトップ。以下、建設業(27件)、卸売業(18件)が続いた。小麦や油脂などの値上がりで、飲食料品関係の製造業や卸売・小売業でも倒産が目立った。

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