東京, 10月24日, /AJMEDIA/
鈴木俊一財務相は24日朝、政府・日銀が先週末の円相場の急落を受け、為替介入の実施の有無を公表しない「覆面介入」を行ったとの報道に関し、「今、私どもは市場を通じて投機筋と厳しく対峙(たいじ)している」と強調した。実際に為替介入を行ったかどうかについては「コメントしない」と述べるにとどめたが、急速な円安進行を厳しくけん制した形だ。
為替介入の実務を指揮する神田真人財務官も同日朝、「介入をやっていても、やっていなくてもコメントしないというのが当面の方針だ」と発言。一方で「(為替の動向は)24時間365日モニターし、必要な対応を取る体制を構築している」と語った。