東京, 2月26日, /AJMEDIA/
文化庁は日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的な酒造り」をユネスコの無形文化遺産に提案することを決めました。
文化庁の文化審議会の部会は25日、造り手の経験の蓄積によって築き上げられた手作業のわざを指す、「伝統的酒造り」をユネスコの無形文化遺産に提案することを決めました。
この中では、500年以上前に原型が確立した「伝統的酒造り」は、日本各地の風土に応じて発展し自然や気候に関する知識や経験と深く結び付きながら、現在まで伝承されているとしています。
政府の正式な決定を経て、来月中にも提案書を提出する方針ですが、日本は登録件数が多いことなどからユネスコの審査は2年に一度のペースになっていて、実際に審議されるのは再来年の11月ごろになる見通しです。
ユネスコの無形文化遺産には日本からは22件が登録されており、去年は盆踊りなどお囃子に合わせて踊る「風流踊」が再提案されています。