東京, 7月27日, /AJMEDIA/
来月末にイタリアで開幕する世界3大映画祭の1つ、「ベネチア国際映画祭」の最優秀賞を競う部門に、深田晃司監督の「LOVE LIFE」がノミネートされました。
ベネチア国際映画祭は、カンヌ、ベルリンと並ぶ世界3大映画祭の1つで、ことしで79回目を迎えます。
日本時間の26日、最優秀賞にあたる金獅子賞を競うコンペティション部門のノミネート作品が発表され、深田晃司監督の「LOVE LIFE」が選ばれました。
この作品は、再婚した夫と最愛の息子の3人で幸せに暮らす女性を主人公に、突然、降りかかった悲しい出来事や思わぬ再会を通じて、愛するとはどういうことなのかを問いかける物語です。
歌手の矢野顕子さんが1991年に発表した同名の曲をモチーフに、深田監督がみずから脚本も手がけています。
深田監督がベネチア国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされるのは初めてで、「大変歴史ある映画祭に『LOVE LIFE』を上映したいと望んでいただけたことは、驚きとともに、俳優・スタッフの総合力を評価していただいたことにほかならず、とても誇らしく思います」などとコメントしています。
また、革新的な作品を集めた「オリゾンティ部門」には、作家、平野啓一郎さんの小説を映画化した石川慶監督の「ある男」がノミネートされました。
ベネチア国際映画祭は、現地時間の8月31日から9月10日まで開かれる予定で、最優秀賞の発表は最終日に予定されています。