「ザ・ビースト」に最高賞 東京国際映画祭が閉幕

東京, 11月3日, /AJMEDIA/

 第35回東京国際映画祭のクロージングセレモニーが2日、東京都内で行われ、コンペティション部門最高賞の「東京グランプリ」に、スペインとフランスの合作映画「ザ・ビースト」(ロドリゴ・ソロゴイェン監督)が選ばれた。同作は最優秀監督賞と最優秀男優賞も受賞。スペインの山村を舞台にした心理スリラーで、移り住んだフランス人中年夫婦と地元有力者とのあつれきを描いた。
 日本からは同部門に3作が参加し、一般客の投票で選ばれる観客賞に、今泉力哉監督の「窓辺にて」が選ばれた。
 審査委員長を務めた米国の舞台演出家で映画監督のジュリー・テイモアさんは記者会見で、「映画祭だからこそ、豊かで多様な物語に触れられた」と開催の意義を語った。
 同映画祭は10月24日に開幕。期間中の10日間に169本の映画が上映され、動員数は5万9541人(速報値)だった。

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