東京, 2月14日, /AJMEDIA/
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出をめぐり、国際原子力機関(IAEA)の調査団が来日し、14日に安全性検証のための調査を開始した。同日は経済産業省を訪問して意見交換。IAEAは調査を踏まえて放出の安全性を検証し、年内に中間報告をまとめる方針だ。
海洋放出については、国内外で安全性や風評被害への懸念が出ている。意見交換では、カルーソIAEA原子力安全局調整官が「調査団は国境を越え透明性のあるメッセージを送る。世界中から集まった専門家が調査を客観的、科学的に行う」と強調。政府側は、調査団の助言を放出の安全管理に反映させる方針を示した。