東京, 10月7日, /AJMEDIA/
財務省が7日発表した9月末の外貨準備高は前月末比540億1600万ドル(約7兆8000億円)減の1兆2380億5600万ドル(約179兆5000億円)だった。急激な円安に歯止めをかけるため、大規模な円買い・ドル売りの為替介入を実施したことなどが響き、減少幅は比較可能な2000年4月以降で最大となった。
項目別に見ると、米国債などを含む証券が515億900万ドル(約7兆4000億円)減の9852億7200万ドル(約142兆8000億円)。預金は200万ドル(約2億9000万円)増とほぼ変わらなかった。
鈴木俊一財務相は7日の閣議後記者会見で、介入のために米国債を売却した可能性について「介入の取引の内容に関わるので答えられない」と述べた。
政府・日銀は9月22日、約24年ぶりの円買い・ドル売り介入に踏み切った。財務省によると、8月30日から9月28日の間に外国為替市場で実施した介入額は2兆8382億円だった。