東京, 6月16日, /AJMEDIA/
帝国データバンクは15日、企業の値上げ動向に関する調査結果を発表した。回答のあった1701社のうち、4月から来年6月ごろまでに値上げを予定している企業は、実施済みを含めて68.5%に上った。調査は4月に続き2回目。7~9月に値上げを予定している企業の割合は19.9%と、前回調査の8.6%から上昇。4月時点から値上げの勢いが増した。
円安で拍車が掛かる原材料や仕入れ商品の大幅な価格上昇を企業努力で吸収できず、値上げに踏み切る企業が増えていることが裏付けられた。
業種別に見ると、「飲食料品・飼料製造」で91.3%、「建材・家具、窯業・土石製品卸売り」で89.1%が値上げを実施したか予定があると回答。「原材料などの度重なる値上がりがコスト削減を上回り、自助努力では吸収できない」(野菜漬物製造)との声が上がった。