麻倉怜士のデジタル時評–最新スマートフォンから現代に蘇ったアナログまで、2023年ベスト10

東京, 01月10日, /AJMEDIA/

2023年のオーディオ&ビジュアル機器を振り返ると、ハイエンドモデルが数多く登場してきたという印象だ。中でもこれまで培ってきた分野でノウハウを結集し、新たな知恵を入れ、ハイエンドモデルを生み出すメーカーが目立っていたように思う。

 ただ少し残念に感じたのは、純粋なUHDBDプレーヤーの新製品が少なかったこと。これはコンテンツの流通経路が変わったことによる影響が大きいのではないだろうか。現在、コンテンツはパッケージではなく、配信での提供が増えてきている。手軽に見られるため、視聴者数は獲得しやすいが、画質、音質のクオリティから考えると、やはり物足りない。

 技術を結集したハイエンドモデルの登場と、コンテンツの流通経路の変化が顕著だった2023年は、オーディオ&ビジュアル機器における結節点のような年だったように思える。そんな1年を振り返り、特にインパクトが強く、心に残った10選を紹介する。

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