鵜飼、待望の一発 連日居残りで打撃練習―プロ野球・中日

東京, 2月15日, /AJMEDIA/

 詰まったように思われた打球は、ぐんぐん伸びて左翼席に飛び込んだ。中日の鵜飼がロッテとの練習試合で待望の一発。一回、2点を先制した直後の2死二塁の場面で、初球の直球を捉えた。2ランを「しっかり押し込めた」と振り返った。
 大卒1年目の昨季、59試合で4本塁打。昨年11月の契約更改の席では、球団から「来年は15本がノルマ」と言われたが、報道陣に「もっと打ちたい。レギュラーとして30本打ちます」と宣言した。
 意気込みを示すように、キャンプでは連日、和田打撃コーチと室内練習場で居残り練習。間合いを取るためにゆっくり打ったり、ポイントを近くする狙いで窮屈に打ってみたり。昨季は打率2割6厘で、課題の確実性を上げようと納得するまで振り込み、外が真っ暗になってから宿舎に戻る。濃密な時間を過ごしている。
 成果は示したものの、2打席目以降は凡退し、この日も2時間ほど打ち込んだ。「できないことが多いので、一個ずつできることを増やしたい」。外野はアキーノや細川の加入でライバルは多いが「絶対に負けられない」ときっぱり。強い決意で日々バットを振っている。

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