東京, 10月19日, /AJMEDIA/
バスの最新技術を紹介するイベント「第10回バステクin首都圏」(ぽると出版主催)が東京都内の「海の森水上競技場」で18日に開催され、電気バスや水素燃料電池バスなど計21台が展示された。
韓国・現代自動車の日本法人「ヒョンデモビリティジャパン」(横浜市)は、日本仕様の電気バス「エレクシティタウン」(定員55人)を初披露した。全長8.99mで、バッテリー容量は145kWh、一充電当たりの航続距離は220km以上となっている。
鹿児島県・屋久島での運行を目的に、交通・観光業の岩崎産業(鹿児島市)との間で5台の販売が決まっている。日本法人の商用EV室ディレクターは「高低差700mの屋久島の道で走行試験を行い、全く問題がないことを確認している」と自信を示した。
トルコの商用車メーカー「カルサン」の日本総代理店「アルテック」(東京都中央区)は、全長5.9mのコンパクトな電気バス「e-JEST(イージェスト)」(定員23人)を展示した。BMW製のモーター・バッテリーを搭載し、一充電航続距離は210km。
今年夏に長野県伊那市と栃木県那須塩原市のコミュニティーバスとして各1台が納入された。同社幹部は「日本導入に当たり、カルサンに依頼して一度廃止された日本の規格『チャデモ』の充電口を付け直してもらった。この車種は日本を含め24カ国で展開されている」と語った。
「EVモーターズ・ジャパン」(北九州市)は、小型電気バス「F8シリーズ1-Micro Bus」(定員11人)を初公開した。全長5.99mで、余裕と落ち着きのある車内空間が特長だ。一充電航続距離は260km。