東京, 1月30日, /AJMEDIA/
2024年に全国で初めて事業を開始した、青森県にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設で、これまで受け入れてきた東京電力の核燃料に加えて、2027年度から、新たに日本原子力発電の原発で出た核燃料についても受け入れを始めることが、関係者への取材でわかりました。東京電力以外の原発から核燃料を受け入れる時期が明らかになったのは初めてです。
青森県むつ市にある中間貯蔵施設では、2024年9月、新潟県にある東京電力の柏崎刈羽原発から使用済み核燃料69体を受け入れ、全国で初めて、最長50年間の中間貯蔵が始まっています。
これまでの計画では、2026年度までに東京電力から合わせて552体の核燃料を受け入れることになっていましたが、2027年度から新たに日本原子力発電の原発で出た核燃料についても受け入れを始めることが、関係者への取材でわかりました。
具体的には、
▽2027年度の上期に、福井県にある敦賀原発2号機から21体
▽下期に、茨城県にある東海第二原発から52体の核燃料をそれぞれ受け入れるということです。
東京電力以外の原発から核燃料を受け入れる時期が明らかになったのは初めてです。
中間貯蔵施設を運営する「リサイクル燃料貯蔵」は、こうした内容を盛り込んだ新たな貯蔵計画を、30日にも原子力規制委員会に提出することにしています。