鍵山、来季見据えて挑戦 フリップ入れた新構成―国別対抗フィギュア

東京, 4月17日, /AJMEDIA/

 ミラノ・コルティナ五輪を見据え、来季仕様の構成でSPに臨んだ鍵山。これまでの4回転サルコーよりも基礎点が高い4回転フリップに挑んだ。

 フリップには3月の世界選手権の後から苦手意識があり、直前の6分間練習では一度も着氷できない状態。それでも「うまくまとめようとしても意味がない。ここで挑戦するからこそ来季につながる部分がある」と逃げなかった。

 そのフリップは回転が抜けた上に転倒したが、その後の演技は納得できるものだった。他のジャンプは着氷し、スピンやステップでも取りこぼさなかった。「それ(フリップ)以外のエレメンツ(演技要素)は今までで一番と言っていい」と手応えを口にした。

 すぐに気持ちをフリーに切り替えた様子。世界選手権でミスを連発した経験を踏まえ、「失うものが何もない。最初から最後まで全力で楽しみたいし、自分自身にも勝ちたい」。悔いのない演技で今季を締めくくれるか。

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