東京, 11月30日, /AJMEDIA/
大リーグで今シーズンから内野手が守備位置を極端に変える守備シフトを禁止するルールが導入されたことを受けて、国内でも来シーズンから導入するかどうか検討を進めていましたが、導入が見送られることになりました。
このルールは、大リーグで今シーズンから導入されていて、昨シーズン、大谷翔平選手への対策として行われた「大谷シフト」のように、内野手が外野の芝生まで出て守ることなどの極端な守備シフトを禁止し、内野手は必ず二塁ベースの両側に2人ずついなければならないとするものです。
29日に東京都内で開かれた国内の野球のルールを検討するプロ・アマ合同の日本野球規則委員会で、このルールを日本で導入するかどうかについて話し合った結果、「公認野球規則」に盛り込むものの、プロ野球・アマチュア野球ともに導入を見送ることになりました。
会議では、国内では大リーグのような極端なシフトが見受けられないなどといった意見があったこということです。
また、大リーグでシフトの禁止と同時に導入されたベース上での接触プレーを減らすために、ホームベースを除く各ベースの大きさを1辺当たり3インチ、およそ7.6センチ拡大するルールについても、プロ・アマともに来シーズンの導入を見送りました。
このほか、大リーグで導入されている延長戦をノーアウト二塁から始める「タイブレーク制」については、すでにアマチュア野球では行われていますが、プロ野球でも今後、導入を検討していく見込みだということです。