東京, 11月8日, /AJMEDIA/
2021年4月に殺人などの容疑で逮捕されて以来、黙秘を貫いてきた須藤早貴被告(28)。今年9月の初公判で無罪を主張して以降、初めて証言台に立ち、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた元夫の野崎幸助さん=当時(77)=との関係を語った。
8日午前10時40分すぎ、須藤被告は黒のスーツにサンダルを履き、マスク姿で法廷に姿を見せた。時折、資料が示された手元のモニターをのぞき込み、髪をまとめるしぐさをしながら、弁護側の質問に答えた。
野崎さんとの出会いについては「『お金持ちの人に興味がないか』と言われ、紹介してもらった」「100万円もらうために結婚した」などと赤裸々な発言を繰り返した。「初めて会ったときにおむつをしていて無理だと思った」などと愛情がなかったことを隠さない一方、覚醒剤については「頼まれた」「冗談だと思った」と述べ、自身の関与を強く否定した。