那須雪崩事故6年で追悼式 犠牲8人の名刻む―栃木

東京, 3月27日, /AJMEDIA/

栃木県那須町で2017年、登山講習会中だった県立大田原高校の生徒7人と教諭1人が死亡した雪崩事故から6年を前に、県教育委員会と遺族などが26日、同校で追悼式を開いた。
式では、亡くなった教諭毛塚優甫さん=当時(29)=の母愛子さん(65)が「皆さんを忘れることはありません。私たちと生き続けます。そして、輝き続けます」と追悼の辞を述べた。
 式に合わせて、犠牲となった8人の名前が刻まれたプレート(縦約30センチ、横約40センチ)が昨年建立された慰霊碑の前に設置された。
 事故は17年3月27日、那須温泉ファミリースキー場(閉鎖)付近で発生。深雪歩行訓練をしていた同校の生徒7人と毛塚さんが死亡した。
 宇都宮地検は昨年2月、講習責任者ら男性教諭3人を業務上過失致死傷罪で在宅起訴。同10月に宇都宮地裁で初公判が行われ、3人とも無罪を主張した。また、一部遺族が教諭3人や県などに損害賠償を求めた民事訴訟の判決は今年6月に同地裁で言い渡される。

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