東京, 11月21日, /AJMEDIA/
アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)は21日、最終日の22日を前に、詰めの交渉に入った。議長国のアゼルバイジャンは、途上国の温暖化対策のため先進国が拠出する資金の目標に関する成果文書の草案を公表。ただ、焦点となっている資金総額は示されず、調整は難航している。
COP29は、先進国が年1000億ドル(約15兆円)を拠出している資金について、2025年以降の新たな目標を決める。温暖化の影響を受ける途上国は大幅な増額を要求。一方、先進国は、中国など温室効果ガスの排出量が多い新興・途上国も資金を出すよう求めている。両者の意見の隔たりは大きく、会期が延長される可能性もある。
国際 「1.5℃の約束」気候変動 コメントをする
最終更新:2024年11月21日21時33分
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