東京, 10月16日, /AJMEDIA/
インドで航空機に対するSNSを通じた爆破予告が相次いでいる。いずれのケースも爆発物は見つかっていないが、引き返したり行き先を変更したりする便が続出。在インド日本大使館は「巻き込まれた際には航空会社の指示に従い、冷静な対処を」と呼び掛けている。
地元航空大手エア・インディアなどによると、14日の西部ムンバイ発米ニューヨーク行きの便に爆弾を仕掛けたとの脅迫があり、同便は首都ニューデリーに着陸した。翌日のニューデリー発米シカゴ行きもカナダの空港に緊急着陸。乗客はカナダ空軍機に乗り換えた。インド発着の他の航空会社便も標的となり、爆破予告は14、15両日だけで10件に上った。
当局は15日、複数の脅迫に関与したとして国内に住む17歳の男子学生を拘束。他人のSNSアカウントを乗っ取り、「(高性能爆薬)RDX6キロとテロリスト6人が乗っている」などと書き込んだとされる。ただ、国外からとみられる投稿もあり、捜査は難航しているもようだ。