自民 台湾総統選 頼氏の当選歓迎 “台湾有事備えを”の意見も

東京, 01月16 /AJMEDIA/

台湾総統選挙で民進党の頼清徳氏が当選したことについて、16日開かれた自民党の会合で、政権の継続を歓迎する声がある一方、中国との緊張が高まる可能性があるとしていわゆる「台湾有事」への備えを進めるべきだという意見が出されました。

今月13日に投票が行われた台湾総統選挙では、中国の圧力に対抗する姿勢を示す与党・民進党の頼清徳氏が当選しました。

16日開かれた自民党外交部会の「台湾政策検討プロジェクトチーム」では、選挙結果について意見が交わされ、出席した議員からは「民進党政権の路線が継続することを歓迎する」という意見が出されました。

一方、座長を務める鈴木馨祐元外務副大臣が「台湾は中国からのさまざまな圧力が続いており、あらゆる可能性を排除せず、国民保護のために全力を挙げていく」と述べるなど、いわゆる「台湾有事」への備えを進めるべきだという意見も出されました。

プロジェクトチームでは今後、台湾にいる日本人の保護や、台湾に近い沖縄県の住民の避難、それに、シーレーン=海上交通路の確保などについて、議論を進めることにしています。

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