東京, 02月28日 /AJMEDIA/
石川県能登町沖合の富山湾中央部で、ベニズワイガニの個体数が大幅に減少していることが27日、富山県水産研究所の調査で分かった。例年の2割以下に落ち込んでおり、能登半島地震により富山湾で発生した海底地滑りで海中環境が変化したことなどが原因とみられる。
同研究所は2011年以降、能登町沖で毎年2月に、カニかごを海底に設置し、オスのベニズワイガニの個体数を調べている。今年は個体数が1かご当たり5.6匹で、昨年までの平均31.3匹から大幅に減少した。
一方、富山県魚津市沖でも今月、初めて調査。1かご当たりの個体数は、昨年までの漁業者の水揚げと大きな差はなかった。