東京, 10月19日, /AJMEDIA/
中国共産党大会で習近平総書記(国家主席)の3期目続投が確実となる中、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は18日、党序列5位で思想・宣伝を担当する王滬寧・党中央書記局常務書記が最高指導部に留任する見通しだと伝えた。国会議長に相当する全国人民代表大会(全人代)常務委員長に起用される可能性があるという。習氏3期目の最高指導部人事は23日にも明らかになる。
王氏は大学教授を経て、江沢民、胡錦濤、習近平の各総書記を支えた異例の経歴を持つ。習氏が唱える「中華民族の偉大な復興」の枠組みをつくったとされる。習氏が高く評価していると言われる一方で、王氏の理論が米中対立を招いたという批判もあり、引退に追い込まれるという観測もある。
同紙はこれに先立ち、常務委員4人が交代する可能性があると報道。李克強首相、栗戦書・全国人民代表大会常務委員長と韓正・筆頭副首相が引退する公算が大きいとしている。