米 民間宇宙船 アポロ計画以降 有人では地球から最も遠くに

東京, 9月12日 /AJMEDIA/

民間人4人を乗せて打ち上げられたアメリカの宇宙船が高度およそ1400キロに到達し、アメリカのアポロ計画以降では、人が乗った宇宙船としては地球から最も離れた場所を飛行しました。

アメリカの民間企業スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は10日、民間人4人を乗せてフロリダ州にあるケネディ宇宙センターから打ち上げられ、地球をまわる軌道を飛行しています。

11日、この宇宙船がエンジンを噴射して軌道を変更し、高度およそ1400キロに到達しました。

スペースXによりますと、およそ50年前、人類が地球と月を行き来したアメリカのアポロ計画以降では、有人の宇宙船が地球から最も離れた場所を飛行したことになるということです。

宇宙船にはアメリカのIT企業の創業者ジャレッド・アイザックマン氏ら4人の民間人が乗っていて、12日は、高度700キロ付近でスペースXが開発した宇宙服を着て宇宙船から外に出る「船外活動」が行われる予定です。

国の宇宙機関に所属しない民間人が宇宙空間での船外活動に成功すれば、宇宙開発の歴史上、初めてのことになります。

今回の飛行はアイザックマン氏らが企画した「ポラリス計画」というプロジェクトの一環で、このほかにも通信用の人工衛星を使った実験などが行われる予定です。

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