東京, 7月22日, /AJMEDIA/
【シドニー時事】米国とオーストラリアが主導する多国間軍事演習「タリスマン・セーバー」が21日、豪州で始まった。日本を含め13カ国から3万人以上が参加し、8月4日まで豪東部の複数の演習場や沖合で水陸両用作戦などの合同訓練を行う。台湾海峡や東・南シナ海で緊張を高める中国をにらみ、有志国で抑止力強化を目指す。
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21日にはシドニー停泊中の豪強襲揚陸艦「キャンベラ」艦上で開幕式が行われた。デルトロ米海軍長官は記者団に「価値観と安全保障の利益を共有する仲間が共に活動することが何よりも中国へのメッセージになる」と強調。マールズ豪国防相は「われわれの技量と能力を示す重要な時だ」と述べた。
タリスマン・セーバーは2005年から隔年で行われており、今回が10回目。日韓両国や英独仏、インドネシア、太平洋の島国フィジーなどが参加し、過去最大規模となる。