米空軍オスプレイを展示 根強い不安も―横田基地で友好祭

東京, 5月19日 /AJMEDIA/

 米軍横田基地(東京都福生市など)で18日、日米友好祭が開催され、基地が一般開放された。昨年11月に鹿児島県・屋久島沖で墜落した同基地所属の輸送機CV22オスプレイの同型機も展示された。

 オスプレイは事故後、運用停止措置が取られたが、3月に解除。普天間飛行場(沖縄県)の米海兵隊のMV22オスプレイは飛行を再開したが、横田基地の空軍仕様のCV22は飛行していない。会場では、多くの人が見学のため長い列をつくった。

 横田基地のラダン司令官は18日、記者団に「オスプレイの飛行復帰に向け、細心の注意を払い取り組んでいる。飛行は適切な時期に判断される」との見解を示した。

 友好祭を巡っては、海兵隊のMV22を横田基地に飛来させて地上展示する計画も当初あったが、周辺自治体が「横田基地のオスプレイの飛行が再開されていない中での飛来は住民の不安を高める」と15日付で中止を要請。オスプレイに対する地域の根強い不安が浮き彫りになった。

 MV22は展示されなかったが、米軍当局者は「要請に応じた変更ではない。運用上の要因などで展示機は常に変わることがある」とコメントした。会場には米軍ステルス戦闘機F22や自衛隊機も並べられた。友好祭は19日まで。

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