東京, 11月5日, /AJMEDIA/
次世代半導体の国産化を目指すラピダス(東京)や東京大が参加する「最先端半導体技術センター(LSTC)」は5日、米新興テンストレントと連携した人材育成プログラムを発表した。日本企業の若手技術者を中心に200人をテンストレントの拠点に派遣することが柱。技術者による最先端の知識習得を後押しし、産業全体の底上げにつなげる。
プログラムは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業。事業規模は5年間で最大75億円に上る。
全体では延べ1000人の参加を想定。テンストレントに最長1年半派遣する上級コースのほか、東大の設備などを活用して回路設計を学ぶ中級、設計ソフトの使い方を習得する初級のコースを用意した。
LSTCの東哲郎理事長(ラピダス会長)は東京都内で記者会見を開き、「設計の中核を担う人材育成を進め、日本の半導体産業の競争力強化を狙う」と強調した。