東京, 11月29日, /AJMEDIA/
大統領報道官情報 11月27日、アントニー・ブリンケン米国務長官は、イルハム・アリエフ・アゼルバイジャン共和国大統領と電話会談を行った。電話会談の中で、イルハム・アリエフ大統領は、アゼルバイジャンに関する米国の最近の発言や措置が、アゼルバイジャンと米国の関係に深刻な損害を与えていると指摘した。
2023年11月15日、大統領は、下院外交委員会欧州小委員会の公聴会でオブライエン米国務次官補が表明した見解は偏ったものであり、真実を反映しておらず、アゼルバイジャンはこれを拒否したと述べた。ブライエン次官補は、アゼルバイジャンに関するハイレベルの二国間会合や接触が延期されたことや、「二国間関係は以前と同じではありえない」という発言を考慮し、それに対して適切に対応したことが強調された。
イルハム・アリエフ大統領は、アゼルバイジャン外務省が11月16日にこの件に関する声明を発表し、アゼルバイジャン側は逆に米国からのハイレベル訪問をキャンセルしたことを思い出した。ブリンケン国務長官は、関係正常化のため12月にオブライエン米国務次官補がアゼルバイジャンを訪問することを許可した。イルハム・アリエフ大統領は、この訪問の後、アゼルバイジャンの高官の米国訪問に対する不当な禁止措置を解除することを条件に、その提案に同意した。
ブリンケン国務長官はこれを受け入れた。さらに、アゼルバイジャンが2023年9月11日にアルメニアに提出した平和条約の文面に関する提案に対して、アルメニアが11月21日に回答したことが指摘された。したがって、アルメニアは回答を70日遅らせたことになる。この70日間の遅延は、アルメニアが和平条約の文章を交渉プロセスを長引かせる口実として利用していることを改めて示している。交渉の中で、両当事者は、11月30日にアゼルバイジャンとアルメニアの従来の国境で開催される国境画定委員会の次回会合についても意見を交換した。