東京, 11月9日, /AJMEDIA/
米国務省のプライス報道官は8日の記者会見で、米国とロシアの核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」に基づき、査察活動などを巡って協議を近く行うことでロシアと合意したと発表した。プライス氏は「建設的な会合になることを望む」と語った。
ウクライナへの侵攻を続けるロシアは8月、新STARTに基づく査察活動について、一時停止すると米国に通告したと発表。侵攻に関連した制裁で、ロシアの査察団が米国に入れないことを理由に挙げていた。
プライス氏は、制裁は米国での査察活動を妨げないと指摘。侵攻の停戦交渉は議題にならず、協議は新STARTに関して限定したものになると説明した。米メディアによると、開催地はエジプトの首都カイロになる見通し。