東京, 12月01日, /AJMEDIA/
競泳のトップ選手が出場する「ジャパンオープン」が30日に開幕し、男子400メートル個人メドレーでは男子のエース、本多灯 選手が自己ベストを更新するタイムで優勝しました。
競泳のジャパンオープンは国内のトップ選手に加え、オーストラリアなど海外の選手も参加して、東京 江東区の東京アクアティクスセンターで、11月30日から4日間の日程で行われます。
初日に行われた競技のうち、男子400メートル個人メドレーの決勝には、ことし9月のアジア大会のこの種目で金メダルを獲得した21歳の本多灯選手が出場しました。
本多選手は今回の大会を「強化の一環」と位置づけて臨んでいて、レースでは得意とする最初のバタフライでスピードに乗った泳ぎを見せてリードを広げました。
このあと、キックの改善などを進めている課題の背泳ぎや平泳ぎでもリードを保ち、最後の自由形はラスト50メートルで18歳の高校生、松下知之 選手に迫られたものの、自己ベストを更新する4分9秒98のタイムで優勝しました。
このほか、100メートル平泳ぎでは
▽男子で2022年の世界選手権の200メートル平泳ぎで銀メダルを獲得した花車優 選手が、
▽女子はこの種目の日本記録保持者の青木玲緒樹 選手がそれぞれ優勝しました。
本多灯「自己ベストも出ていい流れで来ている」
本多選手は「自分の立ち位置を確認する大会だったが、自己ベストも出ていい流れで来ている。強化のために出ているが、自己ベストをこの4日間でどれだけ出せるかを求めてもいいのではないかと思った。今後はこの4分9秒台を7秒、6秒と近づけられるように、日々頑張っていきたい」と手応えを口にしました。
そのうえで、「2023年、最後の試合なので、気持ちよく終われば、2024年に向けていいスタートを切れると思う。もっといい試合に、いい期間にしていけるように頑張りたい」と話していました。
花車優「不思議な感じ」
花車優選手は「優勝できてうれしいが、1か月前にインフルエンザにかかったのもあり、自信があって勝ったレースではないので、不思議な感じだ。それでも、調整したらもっといいタイムが出るかなという、手応えは感じられた」と話していました。
青木玲緒樹「もう少しタイムが出ればよかった」
また、青木玲緒樹選手は「接戦だったので、優勝できてうれしい」と話した一方で、1分6秒24というタイムには「1分5秒台は出したかった気持ちがあった。どんな状況でも自己ベストのプラス1秒以内で泳ぎたいと思っているが、きょうはそれよりも遅かったので、もう少しタイムが出ればよかった。最後の最後でどれだけ集中してレースに臨めるかが大事だと思う」と課題をあげていました。