東京, 11月29日, /AJMEDIA/
防衛省は29日、航空自衛隊のパイロット養成課程で最初に搭乗する新たな初等練習機として、米国製の「T6」を選定したと発表した。現行のT7練習機と置き換える形で、2030年ごろから空自静浜基地(静岡県)や防府北基地(山口県)で本格運用する計画。
同省によると、次期練習機はT7の老朽化対策や、F35などの高度な戦闘機に対応した育成機材の整備が目的。公募に応じた別の機種と比較し、基準性能を満たしてコスト面でより優れたT6を選定した。1機約12億円で、36機分の取得費と教育シミュレーターや維持管理費を含め、総額1300億円余りの予算を見込む。