東京, 2月4日, /AJMEDIA/
3月3日のひな祭りを前に、秋田県仙北市では地域で受け継がれてきたひな人形を一堂に集めた企画展が開かれています。
この企画展は仙北市角館町の角館樺細工伝承館が企画し、会場には武家や商家など、地域の家々で受け継がれてきたひな人形や装飾品など208点が展示されています。
このうち、江戸時代後期に流行した「古今雛」は豪華けんらんな衣装や飾りが特徴で、それまで筆で描かれていた目の部分にはガラス玉や水晶などが使われ、現代のひな人形の基礎になったと言われています。
このほか、下絵を描いた厚紙に布を貼り、綿を入れて立体感を出す人形、押絵雛なども展示されています。
角館樺細工伝承館の鈴木匡尚館長は、「古くから大切に保管されてきた人形が数多く寄贈されているのでぜひ見ていただきたい」と話していました。
この企画展は、3月30日まで開かれています。