秋本衆院議員を逮捕 6000万円受託収賄容疑―洋上風力事業巡り・東京地検

東京, 9月8日, /AJMEDIA/

洋上風力発電事業を巡り、風力発電会社「日本風力開発」(東京)の前社長から総額約6000万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は7日、受託収賄容疑で、衆院議員の秋本真利容疑者(48)=自民党を離党=を逮捕した。現職国会議員の逮捕は、2020年6月の河井克行元法相夫妻以来、約3年ぶり。
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 同事業を巡る政界の「旗振り役」と参入を狙う企業側との不透明な資金のやりとりは、汚職事件に発展。特捜部は癒着の実態解明を進める。
 特捜部は認否を明らかにしていないが、関係者によると、秋本容疑者は容疑を否認している。同社の塚脇正幸前社長(64)は任意の事情聴取に秋本容疑者への賄賂だと認め、「日本風力開発の事業を後押ししてくれることへのお礼の気持ちがあった」と供述。特捜部は、前社長について贈賄容疑で在宅のまま調べるとみられる。
 逮捕容疑は19年2月~22年2月ごろ、塚脇前社長から複数回にわたって同社に有利な国会質問をするよう依頼を受け、19年3月~今年6月ごろ、謝礼などの趣旨と知りながら総額約6000万円の賄賂を受け取った疑い。

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