東京, 4月16日, /AJMEDIA/
先進7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合が15日、札幌市で開幕した。産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑える国際枠組み「パリ協定」の目標達成に向け、各国は温室効果ガス排出削減の加速を目指す。ただ、石炭火力発電の廃止や電気自動車(EV)の導入目標を含めた脱炭素化への具体策では隔たりがある。
40年までに新たな汚染ゼロ G7、海洋プラごみ対策で合意
16日公表の共同声明には、世界の温室効果ガス排出量を「2035年に19年比60%削減する緊急性を強調する」との文言を盛り込む方向で調整が進む。1.5度目標達成には35年に19年比60%削減が必要とした国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書を尊重する。