東京, 2月4日, /AJMEDIA/
バイデン米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の副議長(金融規制担当)に指名したサラ・ラスキン元財務副長官は3日、上院銀行委員会の公聴会で、FRBは金融規制に際して石油企業など特定の事業分野を不利に扱わないと強調した。ラスキン氏は金融機関の気候変動リスク対応強化に前向きとみられている。
産業界寄りの野党共和党は、ラスキン氏がかつて米紙への寄稿で、化石燃料業界が「死にかけている」と表現したことを問題視。FRBの金融規制トップに就任すれば、銀行に気候変動リスクへの対応を強く迫り、石油・天然ガス関連の融資が細るのではないかと警戒している。