石川 輪島 厄よけの新年行事「アマメハギ」面を着けて集落回る

東京, 1月3日, /AJMEDIA/

面を着けた男性たちが集落を回り、厄よけを行う新年の行事、「アマメハギ」が2日、能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市で2年ぶりに行われました。

「アマメハギ」は石川県の輪島市や能登町に伝わる新年の厄よけ行事で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

輪島市門前町皆月では毎年1月2日に行われていますが、去年は能登半島地震のため中止となり、2日、2年ぶりに行われました。

てんぐや猿などの面を着けた男性8人が二手に分かれて集落を回り、家に上がっておはらいをしていきます。

「アマメハギ」はこたつやいろりにあたってばかりいるとできる、やけどのような症状「アマメ」を「はぎ取る」ことがその名の由来とされ、冬場の子どもたちの怠け癖を戒める意味もあります。

仮設住宅の集会所では、子どもたちに「親の言うことを聞いているか」と詰め寄ると幼い子どもは怖がって泣き声をあげていました。

行事を執り行った地元の青年会によりますと、地震で自宅などが大きな被害を受け避難を続けている住民が多く、回った住宅は例年の半数以下の40軒ほどだったということです。

「皆月青年会」の升本庄吾 会長は「伝統行事を守りたいとことしは実施しました。これ以上災害が起きないことを願っています」と話していました。

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