石川 七尾 春祭りで2年ぶり 巨大な山車「でか山」引き回される

東京, 5月4日, /AJMEDIA/

能登半島地震の影響で、去年は中止された石川県七尾市の伝統の春祭り「青柏祭」が開かれていて、4日は、「でか山」と呼ばれる巨大な山車が2年ぶりに街なかを引き回されました。

七尾市の「青柏祭」は、平安時代から伝わる能登地方の代表的な春祭りで、「でか山」と呼ばれる巨大な山車が引き回される「曳山行事」はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

去年は能登半島地震の影響で中止されましたが、ことしは2年ぶりに開催されました。

4日は、祭りの2日目で、高さ12メートル、重さ20トンの「でか山」3台が街なかを引き回され、車輪を浮かせて方向転換する「つじ回し」が行われて、狭い路地を曲がっていくと、歓声が上がっていました。

観光客たちも飛び入りで参加し、「でか山」の綱を引いて、伝統の祭りを楽しんでいました。

香港から訪れたドイツ出身の女性は「大きくてびっくりしました。綱を引いて走るのが大変でしたが楽しかったです」と話していました。

「青柏祭でか山保存会」会長の丸岡俊宏さんは「皆さんの笑顔を見ることができてうれしい。楽しく盛り上がって、能登の復興を後押ししてほしい」と話していました。

「青柏祭」は、5日まで開かれます。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts