東京, 2月21日, /AJMEDIA/
福島県で、国内では珍しい小型の草食恐竜の骨の化石を発見したと福島県立博物館などの研究グループが発表し、当時、豊かな生態系があったことを示す成果だとしています。
福島県立博物館などの研究グループは、福島県いわき市の地層からおよそ40年前に掘り出されて倉庫に保管されていた化石を調査したところ、長さ10センチ余り、幅4センチ程度の恐竜の骨の化石を見つけました。
詳しく分析したところ、国内では珍しい小型の草食恐竜の足の骨の化石であることがわかったということです。
これまで国内で発見された草食恐竜の化石は、比較的大型のものが多く、研究グループは、当時の日本列島があった地域には多様な恐竜が生息していた可能性を示しているとしています。
福島県立博物館の吉田純輝学芸員は「小型の草食恐竜が餌とする植物やそれを餌とする肉食恐竜など豊かな生態系があったことが考えられる」と話しています。